法規は暗記科目と思われがちですが、
この問題は「数字を覚えなくても」判断できます。
今回は、
・最初にどう感じたか
・選択肢をどう削るか
・なぜその選択肢にしようと思ったか
を順番に整理します。
この記事は、工事担任者デジタル1級 令和5年第2回法規5(3)を参考に作成しています。
この記事は、工事担任者デジタル1級 法規の過去問を参考にして作成しています。
問題はオリジナルですが、実際の試験問題と同じ考え方で解けるように構成しています。
問題
問題文
有線電気通信設備令施行規則内で、架空電線が道路上にある時は、横断歩道上を除き路面から(ウ)メートル以上である。ただし、交通に支障を及ぼす恐れが少ない場合で工事上やむを得ない場合はこの高さとは別の高さが規定されている。
選択肢
①3 ②3.5 ③4 ④5 ⑤6
最初に思ったこと
私が最初に思ったことは、
・道路の上なので、トラックが通る
・トラックの高さ+1メートルの余裕が必要
・②だけ0.5で刻んである。から怪しい
以上の3点でした。
選択肢を削る
選択肢を見てみると、
①は3メートルで明らかに低い
②は3.5メートルと0.5で刻んでいるが、 トラックなどの大型車両が通行する場合高さに不安がある
③4メートルは、道路に高さ制限4.1メートルの標識を見かけることがあるので、
それ以下に電線があると交通の妨げになる
この時点で候補は④の5メートル、⑤の6メートルの2つに絞れます。
私の推測する答え
選択肢を削るの項目でも触れていますが、
道路を走る車両の中で一番高さがあるのはトラックです。
道路の標識に制限4.1メートルがあると言うことは、トラックの高さが4.1メートルである可能性が高く、
走行中の振動などを加味して余裕を持っておく必要があり、約1メートルの余裕を見て、選択肢④の5メートルだと思いました。
正解
この問題の正解は④の5メートルです。
この問題は、
・数字を覚えているかではなく、道路上と交通に支障という条件で考えると選択肢が2択まで絞れます。
数字が思い出せなくても、条件をもとに考えることで正解に近づける問題です。
まとめ
この問題は一見すると丸暗記の問題に見えると思います。
私が丸暗記をするのが苦手なので、
・日常生活などの現実を想像する
・明らかに違う選択肢を削除する
・残った選択肢で考える。
この流れを作れるようになると、
なんでこの高さになるのか覚える際も、フックができて思い出しやすくなります。