工事担任者デジタル1級 法規 「命ずることができる」に引っ張られた問題

この問題は、
正直に言うと、本文をきちんと読めていませんでした。

「命ずることができる」という言葉を見た瞬間に、
頭の中で条件が浮かんで、選択肢を削り始めてました。

目次

この記事が当てはまる問題の特徴

テーマ

・「災害などの非常時の有線電気通信設備」

見分けワード

・「命ずることができる」

・「非常事態」

・「秩序の維持」

※この記事について
この記事は、過去問で扱われる論点をもとに
「考え方・判断の戻り先」を整理したものです。

問題文や選択肢そのものは掲載せず、
他の問題でも使える思考軸のみを扱っています。(問題文の掲載はしません)

この問題が止まりやすい理由

この問題には、
判断を狂わせやすい要素が揃っています。

・「命ずることができる」という強い言葉がある

・選択肢に「検査」「改善措置」など、それっぽい行為が並ぶ

・技術的・行政的に“正しそう”な雰囲気がある

一見すると、
「検査」「改善」が強制的に見えてしまいます。

私の失敗したこと

私がやらかしたポイントは、

・「命ずることができる」を見つけた

・強制的な行為が関わると判断した

・そのまま、間違いの選択肢の「検査」「改善」に引っ張られた

その結果、
「非常事態が発生し、または発生するおそれがあるとき」
というこの問題の最重要条件を、頭の中から落としました。

結論(戻り先)

この問題で見ているのは、

設備をどう直すかではありません。

非常事態に、

今すぐ通信をどう確保するかです。

正解の選択肢

  • 他の者に使用させる
  • 他の設備に接続させる
    →今現在、通信を活かす行為

間違いの選択肢

  • 検査する
  • 改善措置をとる
    →後で設備を良くする行為

非常事態が「発生し、又は発生するおそれがある」状況で、
総務大臣が求めているのは、

• 設備の点検

• 設備の是正

ではなく、通信を即座に使える状態にすることです。

迷ったら

非常事態の条文は、
設備を”直す”話か
通信を”今活かす”話かを先に確認する。

まとめ

• 「命ずることができる」は判断軸ではない

• 条件(非常事態・今すぐ)が最優先

• 検査・改善は“非常事態の後の話”

• 行政が今やりたいのは「通信の確保」

この問題は、

暗記ではなく 条件を落とさずに読めるか を見ています。

※補足
「命ずることができる」自体の判断軸については、
別の記事で整理しています。

今回のように引っ張られた後で読むと、
「どこで使う軸なのか」が分かりやすくなると思います。
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この記事を書いた人

こんにちは、笹ペンです。

このサイトでは、法規を「覚えるもの」ではなく、
条件を整理して考えるものとして解説しています。

判断がズレやすいポイントや、
選択肢の削り方を中心に解説しています。

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