今回は、
「利用者」という言葉が問題文に出てこないことで
一瞬迷いやすい問題を振り返ります。
この手の問題は、
条文を細かく覚えているかどうかよりも、
「このルールは誰に向けたものか」
を最初に切り分けられるかどうかで、
判断のスピードと正確さが大きく変わります。
この問題の前提
この問題は、
電気通信事業法に基づく「端末設備の接続の技術基準」について問うものです。
つまり、
・ 利用者のマナーや行動を縛る話ではなく
・ 事業者が設備をどう設計・接続すべきか という「技術基準」の話です。
ここが今回の分かれ道でした。
私が迷ったポイント
選択肢Aには、
「他の利用者に迷惑を及ぼさないよう」にすること
という表現がありました。
ここだけ見ると、
・ 「利用者」という言葉が出てくる
・ なんとなく抽象的
・ 技術基準っぽくない気がする
という感じて、
一瞬ひっかかりそうになりました。
でも、今回はここで立ち止まる
今回、私が意識したのは次の一点です。
”このルールは誰に守らせるためのものか?”
技術基準なので、
・行動の主体は、電気通信事業者
・利用者本人に直接何かを求める話ではない
という前提に立ち戻ります。
問題文に「利用者が出てこない=不正解」ではない
ここで大事なのは、
・利用者という言葉が、問題文に出てきていない
・利用者が直接ルールの対象になっているか
は別だということです。
技術基準ではよく、
・利用者への影響を防ぐために
・事業者側に義務を課す
という構造になります。
今回もそのパターンです。
今回の戻り先
迷ったら、ここに戻ります。
これは「利用者の行動」を縛る話か?
それとも「事業者の設備設計」を縛る話か?
・行動、マナー、義務
→利用者向けの話になりやすい
・技術条件、接続基準
→事業者向けの話
今回は明らかに技術の話なので、事業者向けです。
まとめ
- この問題は 「利用者が出てこないから怪しい」 ではなかった
- 技術基準は 事業者に守らせるためのルール
- 利用者は 「影響を受ける側」であって 「直接の行動主体」ではない
だから今回は、
言葉を拾いすぎず、ルールの向き先を見る
それだけで十分な問題でした。