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「不正を報告しないなら、何のための役職なのか?」で止まれた会計参与の問題【行政書士】

令和5年 第40問 行政書士

会計参与と会計監査人の違いに関する問題です。

会計参与と会計監査人が何をする役職なのか、

ほとんど分かりませんでした。

選択肢3の再任についても判断できず、

他の選択肢にも確信はありませんでした。

その中で、選択肢5には、

会計監査人は、取締役の不正行為などを発見した場合に報告しなければならないが、

会計参与には、そのような報告義務はない

と書かれていました。

ここに違和感がありました。

会計参与という名前からすると、

会社の会計に関わる役職であることは分かります。

それなのに、仕事をする中で取締役の不正を見つけても、

報告する義務がないのか。

それでは、何のために会計に関与しているのだろうと思いました。

制度の細かい違いは分かりませんでしたが、

不正を発見しても報告しなくてよいというのは、その役職の存在意義を弱くしすぎる

ように見えました。

そのため、選択肢5を誤りと判断しました。

結果として、これが正解でした。

なぜ止まれたか

今回止まれたのは、

その義務を外しても、役職が制度上の役割を果たせるのか?

と考えたからです。

会計参与と会計監査人の正確な違いは分かりませんでした。

ただ、どちらも会社の会計に関わる専門的な立場です。

そのような立場の人が、

職務中に取締役の不正や重大な法令違反を見つけたとしても、

何も報告しなくてよいとすると、

会社内部の不正を見つける仕組みとして弱すぎます。

今回は条文知識で判断したのではなく、

その義務がなければ、この役職は何のためにいるのか

という制度目的から止まることができました。

一方で、他の選択肢については、

会計参与と会計監査人の違いを知らなかったため、

ほとんど判断できませんでした。

そのため、問題全体を理解して正解したというより、

選択肢5だけに制度上の強い違和感を持てた正解です。

戻り先

迷ったら、

「その義務を外しても、この役職は制度上の役割を果たせるか?」

に戻ります。

※戻り先は、ご自身が印象に残った言葉に置き換えても使えます。

制度確認

会計参与は、

取締役または執行役と共同して、

計算書類などを作成する役職です。

一方、会計監査人は、

作成された計算書類などを監査します。

このように役割は異なりますが、

会計参与にも報告義務があります。

会計参与が職務を行う中で、

取締役の不正行為や、

法令・定款に違反する重大な事実を発見した場合には、

遅滞なく、株主や監査役などへ報告しなければなりません。

会計監査人にも、

同様に不正行為や重大な法令・定款違反を発見した場合の報告義務があります。